2006年11月01日

九州大会準々決勝・大牟田戦:ハイヤ商工

まず、ありがとう。
よく晴れた福岡の空に、勝利をたたえるエールが響きました。
「イヤササ、ハイヤ、ハイヤ大牟田」
八重山商工、九州大会準々決勝で大牟田に敗退。
甲子園まであとひとつと迫りながら、まさかの8回コールド。
そして、あらたな挑戦のはじまりです。

九州大会準々決勝・大牟田戦:ハイヤ商工

初戦突破の興奮冷めやらぬ10月30日、いよいよの大一番。
小郡市野球場のスタンドに、昨日激励をくれた熊本や福岡の方も駆けつけてくれました。
相手は地元・福岡1位の大牟田。数百名の大応援団はまさに圧巻。
たとえ数で負けても、気持ちでは負けず。
そんな応援団を励ますように、きこえてきた「八重商サンバ」。
かつて浦和学院から受け継いだ僕らの応援歌です。
振り向くと、浦添商業のみんなが制服を脱いで声をはりあげていました。
よきライバルとして県内でしのぎを削ってきた同校。
沖縄に帰るのを延期して、商工の応援にきてくれました。
ありがとう。僕達の誰もがどんなにうれしかったことか。
それに応え、チームは順調な立ち上がり。
試合の流れをひきよせたかに見えました。

九州大会準々決勝・大牟田戦:ハイヤ商工

ところが、やってきた魔の6回。一挙5点を奪われます。
ひとつリズムが狂うとどんどんくずれてゆくのが野球の怖さ。
これまでそんなチームを目の前でいくつも見てきましたが、
まさか自分のところがそうなろうとは・・・
ふだんの野球ができず、流れは一気に相手にかたむきました。
それでも信じて声の限りに応援してくれたみなさんに、
心からお礼を言いたいと思います。

九州大会準々決勝・大牟田戦:ハイヤ商工

試合後、選手達の間でどんなやりとりがあったのか、僕にはわかりません。
チームは島に戻るやいなや、グランドで練習をはじめました。
予定を早めて島にかえってきた僕は、かっちゃんとその光景を見ていました。
「ねえ、元気だよ、今度は負けないもんよ」
「ま、今年はこれぐらいにしといたろか」
「そだね」
思えば僕の甲子園は、二年前の秋、
コールド負けしたあの試合からはじまりました。
また、ここからスタートです。

九州大会準々決勝・大牟田戦:ハイヤ商工

今日、大牟田高校が決勝進出を決めました。
ぜひ頂点を勝ち取ってほしいです。
イヤササ、ハイヤ、ハイヤ大牟田。
イヤササ、ハイヤ、ハイヤ浦商。
イヤササ、ハイヤ、ハイヤ商工。

ありがとう、2006年秋。
さあ、それぞれが挑む明日へ!


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Posted by sumao at 19:49│Comments(0)八商工
 
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