島の時間 bｅ

「記念日だからね」
お店が出してくれたのは、泡波の一升瓶。
俗に「幻の酒」といわれる、波照間の泡盛で、
島でもなかなかおめにかかれない逸品です。
「うまいよ、実にうまい！これは大事に飲まなきゃね」
と言いつつ、結局、一本ぺろっとカラになりました。

もうひとつ。僕の隣人を泣かせた、おおきなプレゼントが。
その場にいたお父様が、わざわざ彼を呼んでくれました。
「おー、会いたかったよ、あの三塁打、涙が出ましたよー」
興奮気味の隣人に、彼はしきりに照れ笑い。
「いやあ、今日はいい日だ、記念写真撮ろう」
というわけで、パチリ。
実は満身創痍の中、甲子園で奇跡の逆転劇の口火をきった彼を、
ずっと支えてきたファミリーの肖像です。
すでに大学進学を決め、目下バイト中とのこと。
ありがとう、ユイ。新しい夢に向け、これからもがんばってください！



ところで、この写真、歓迎会なのに、肝心の主役が写っていません。
朝４時起きで準備して愛知を出てきた彼女は、
すっかり眠ってしまっているのでありました（笑）

とまれ、ようこそ。
良い日々、良い場所になりますように！