島の時間 bｅ

夜が明けても視界はまったくきかず。ようやく見えた海に驚愕。



ベランダの仕切りはぶっとび、洗濯機が宙に舞うありさま。



「何これ？」市役所前の交差点に、とんできた全壊家屋。



全日空ホテルへの道も、この通りふさがれた状態。



建設中の建物に容赦なく突き刺さった電柱。



島一の強度をほこるビニルハウスも、想定外の強風にあおられて・・・



川平への道は通行止め、西向きに進路をかえたものの・・・



吉原の海岸には、爆弾のような見たこともない大波が。



ふだんは泳ぎ客でにぎわう米原海岸。波は浜を越え道路まで。



浦底湾にひっきりなしに打ち寄せる波も真っ黒。



風で舞い上がった建物が、お家の上に・・・



横転多数、窓ガラスのない車も多々。



バンナの山から見た石垣の街。このとき被害の全容は想像もつかず。



その日の空を染め上げた夕日。停電の中、ただ呆然と眺む。



翌朝、唯一咲いていたハマシタンの花。



復旧は折れて倒れた街路樹をかたずけることからはじまりました。



必死で鉢を非難さたことで、なんとかまもられたえっちゃんのお庭。


「見たらいいよ、自然もすごいけど、人間もすごいよ」

まだ完全な復旧はなされていません。
それでも一歩一歩、立ち上がる島を、僕はいまあるいています。