2007年02月13日

幸福の花

幸福の花

えっちゃんの庭に、また花が咲きました。
風邪で鼻がつまった僕にもわかるほどの甘い香り。
初めて見ました。俗に「幸福の木」と呼ばれるドラセナ。
ひと夜かぎりの、切なくてやたら存在感のある花です。

えっちゃんの庭は時の畑。ひとつひとつに歴史があります。
娘が嫁いだときに買った不思議なサボテンは、台風前に赤く咲きました。
ミーツが授かったときの木は、半分ドリに食われながらも、しぶとく伸びています。
おそらく、今夜咲いたこの木にも、何らかの物語があるのでしょう。
「でもね、散ったらきたないから、毎年花はちょん切ってたよ」
冗談めかして笑いつつも、今年は咲かせました。

幸福の花

せっかくだからと、2メートルを超える鉢をうんせうんせと動かして、
強烈な香りに耐えながら、即席お花見会。
朝には消える花などおかまいなしに走りまわる子供達は、
僕の背中に乗っかって、なぜか氷川きよしを熱唱しているのでありました。

幸福の花


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Posted by sumao at 00:09│Comments(2)島日記
この記事へのコメント
スマオさん

こんな、花がありましたか。すばらしい! 一言です。

花は、咲く時と散る時を知っているといいますね。

散る時は、子孫を残すため、枯れて種を大地に落す。
ある花は、風にその実を委ねる。

この子供は、レイくんかな。無限の可能性を五体に蓄えて将来に、羽ばたいてほしね。
昨日、石垣港で、ある70すぎのオヤジさんに出会い、一時間以上お話をさせて、いただきました。若い頃は、マグロ船にも乗っていたそうです。
長年、漁港では、漁港長までされた方で、昔、魚や、貝が豊かだった頃の石垣の話しも、聞かせていただいた。昔、キロ、5千円もした魚も今では、半値のものも少なくないと。しかも、昔ほど、魚も獲れないと。

海人を辞めて、漁船も売りたいが、買う人もほとんどいないのが、実情と。

今は、港の監視委員として、観光客や子供たちなど、港で事故に会わない様に、監視、指導して周っているとのこと。

釣り針からテグスの結び方まで、いろいろ教えていただきました。

いろいろなお話の中で、大酒飲みの海人の話しが心に突き刺さりました。
彼らは、全員死んだと。
大漁の日は、大漁で泡盛、不漁の日は不漁で、やけ酒。
殴り合いのケンカも日常だったと。ほどほどに、飲みなさいと、指導されましたよ、オレ^^;

でも、スマオさん! 俺には、そうして大酒を飲んでこの世を去った、海人の方々の気持ちが判る気がします。
昨日、港に遊びに来ていた、小学6年生の男の子と、手持ちの弁当を分け合って食べたり、しばらく釣りしながら、話しもしたり、冗談言って笑ったり、楽しい一日でした。
Posted by nqa42217 at 2007年02月13日 10:47
> nqa42217さん
今朝、この花はぜんぶしぼんでいました。
花は咲く時期を知っているといいますが、
月は上弦で潮は中潮、おまけにドカン真夜中の典型的なユナカズ・・・
どうして咲くのが今なのか、まったくもって不思議です。
さて、
nqa42217さんも、いま釣りなのですね?
釣り場でひろがる人の輪もたのしいとききました。
僕の友人も時々行ってるようなので、
知らずに出会っておられるかもしれません。
その海人の方、偶然にしては出来すぎ。
もしかしたら、お酒はほどほどにね、と島の神さまが行ってるのかも(笑)
釣れたら、また食べさせてください。
潮風でつづられたたのしいお土産話も一緒に!
Posted by スマオ at 2007年02月13日 14:34
 
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