2006年07月02日

粟国の風

粟国の風

昨夜、またふらりと行ってしまいました。
大阪は本庄、いつもの店。
「あれ、いつ出発?」

「まだまだ、来月ですねん」
なじみの面々、やや大阪弁も入った「イナカ」の話・・・
ご近所家族を地でいく店で、さしずめ帰ってくる場所。
あったかく、ありがたい。
僕が石垣に引っ越すと言ったときも、第一声は「仕事あるのか?」でありました。

大阪には沖縄ゆかりの方がたくさんいて、大正区が有名ですが、
ここ本庄は、粟国島から来られた人が多い地域。
必然的に僕のまわりも粟国の人ばかりなわけで、
行ったこともないその島のことを身近に感じるようになりました。
僕にとって粟国は、沖縄というより大阪の延長でしょうか。

「よし、じゃあ、今日は石垣の唄でいこう」
と言いながら、八重山のは一曲だけで、
あとは、いつもの沖縄民謡がとびかって・・・
「昔はさ、『女工節』きいて泣いたりしてたけど、
 いまは・・・面の皮があつくなったね」
笑い声がはこんでくる、粟国の風。
苦労をふきとばして築いてきた今日に、僕らの大阪があります。

写真は、大阪で生まれ育ったマサコさんの娘さんが、
沖縄物産展でわざわざ買ってきたという「目ぐるぐる」シーサー。
これまた、あったかく笑っています。


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Posted by sumao at 16:50│Comments(0)島日記
 
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