島の時間 bｅ

前夜の時点で、島から来たのにチケットを入手できていない人も。
まかせて！地の利をいかして朝イチバンに券を確保すれば・・・
意気揚々と早起きしたゆーこを待っていたのは、アルプス席「完売」の文字！
半ば泣きながら追加販売の列にならぶも、追加販売はなされず。
愛知から沖縄からやってきた今日のメンバーも、人ごみの中で途方に暮れます。



せめて外野席に・・・とあきらめかけた矢先、
石垣の友人が虎の子のチケットを譲ってくれ、
さらに、大阪に住む沖縄の方が券をとどけてくださり、
奇跡的に７名全員がアルプスに入れることに！

しかし、これからがまた長かった。
入場ゲートにならぶも、奇しくも前の試合は延長戦。
炎天下、水分補給しながら、待つこと二時間。
その間、みんなで耐えた、過酷な夢舞台。
ようやくスタンドに入ると、予想以上の超満員。
疲れはいっぺんにふっとんで、全力で応援したそうです。

　（以下、その日を率いたおっき～の談）
　残念ながら４回戦に進む事はなかったですが
　選手、父兄、学校関係者、八重山商工を応援する
　たくさんの人からパワーをもらいました。
　ありがとう！！
　次の春も「真っ赤なデイゴ甲子園チーム」はチケット確保の為並びます。
　炎天下でも耐えられる体力作りしておくからね！



惜しくも敗れはしましたが、今日のことは忘れない。
気をとりなおして、餃子にビールで乾杯！
つづく二次会は、石垣から僕の友人も「ありがとう」参戦。
店主から与那国名産・60度の花酒・どなん一升瓶を差し入れていただき、
「ものすごいこと」になったそうです（笑）

翌日、愛知にかえるタイラ君を見送りに、ふたたび集合。
なぜかサニーまでやってきて、大阪焼肉大会！
苦難あり、涙あり、それでも最後は、満面の笑顔。
「みんなの明日に、乾杯！」
短くて長い夏、一期一会が連なって、
その日の真っ赤なデイゴです。

子供の頃から住み慣れた街が、違って見えた夏でした。
今はまだちょっとさびしいけれど、すくしづつ、変えていけるはず。
甲子園のある街は、気持ちよく晴れていました。
さまざまな場所で、それぞれの語らいがあったと思います。
あなたがつくったこの夏を、どうぞ忘れないでください。