島の時間 bｅ

八重山商工は残念ながら二回戦で敗れました。
試合終了後、応援団は球場を移動し、八重高を応援したそうです。
島にいた僕は、朝から前の海を見ていました。

僕は思います。
高校野球は教育の場であるからこそ、
ゆるぎない現実として、勝つためにどうしたらいいのか、
チームに必要な存在となるにはどうしたらいいのか、
野球人として自分を高めるにはどうしたらいいのか、
見つめて、見つけてゆくことに違いありません。
素晴らしい采配であったと、あらためて思うのです。
勝負だから、勝つことがすべて。
けれど、多くの野球人がそうであったように、
敗れて初めて誰もが次のスタートラインに立つのだと、
ふるい友人は言いました。
チームの、また個々人のそれが、真っ白であることを祈ります。

今夏、「真っ赤なデイゴの咲く小径」をつむぐことはなくなりましたが、
みんなの上に真夏の太陽があります。
八重高ナインはじめすべての球児の健闘に期待しています！